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酒文化研究所、酒好きに聞く2022年はどのような年になって欲しいか
2021年印象に残った酒ニューストップは「飲食店での酒類提供制限」

 酒文化研究所は、お酒好きな人100人を対象に、2021年のお酒のシーンを振り返ったうえで、2022年をどのような年にしたいか、インターネットによるアンケート調査を2021年12月18日~12月22日に実施した。
 昨年は、巣籠りが続いたが、大規模なイベントや飲食店での酒の提供が再開されるなど、少しずつ日常が戻りつつある。今年はコロナ禍を克服し、明るい年にしたいものだ。
■印象に残った酒ニュース1位は「飲食店での酒類提供制限」
 最初に、昨年の酒関係のニュースを例示して、もっとも印象的だったものを一つだけ選んでもらった結果、最も多かったのが「飲食店での酒類提供制限が続く」(21%)だった。感染拡大を防止するために、飲食店での酒類の提供を全面的に禁止したり、提供する時間を限定したり、厳しい制限が長く続いた。回答者からは「今年は一度も外で飲まなかった」(50代・男性)などの声が寄せられた。以下、「微アルコール飲料登場」(15%)、「路上飲みが拡大」(10%)、「糖質ゼロのビールがヒット」「清酒消費が低迷し酒米が余剰に」(各7%)がトップ5だった。
 ただ、外で飲みたいという声がある一方で、規制が緩和されても飲食店の客足は予想よりも緩やかだった。10月末に実施した「酒飲みのミカタ-外飲み解禁、飲みに出ましたか?」では、緊急事態宣言が解除され飲食店で酒類を提供できるようになった10月に外で飲んだ人は半数にとどまり、新型コロナウイルス拡大は未だ終息していないという慎重な姿勢が目立った。
■今年は「お店で自由に飲めるようになって欲しい」がトップ
 では、今年、酒好きの人たちが酒関係でどんなことを望んでいるのか、2022年に酒関係で「こうなればいい」と思うことを自由記述で聞いたところ、23人が「お店で自由に飲めるようになって欲しい」と、群を抜いて多くなった。具体的には「仲間と気兼ねなく店で飲めるようになるとうれしい」(40代・女性)や「半分仕事みたいな宴会はご免だが、楽しく飲める宴会ができるようになるといい」(60代・男性)など声が寄せられた。
 なお、ほかには「清酒や本格焼酎の価値が見直されて欲しい」(5人)、「酒造工場の見学や各種酒イベントがリアルで再開されて欲しい」(3人)、「酔っぱらうためでなく、いいものを楽しむ飲み方が広まるといい」(3人)などの意見が寄せられた。
 

(外食.Biz)
2022年01月13日更新

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