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ホットペッパーグルメ外食総研、「コロナ禍での食生活の変化」に関する調査
コロナ禍での食生活は「間食」「ブランチ」増加、若年層で「濃い味付け」派増加

 リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、首都圏・関西圏・東海圏に住む20~69歳の男女を対象に、「コロナ禍での食生活の変化」に関する意識についてのアンケート調査を実施した。
■「間食」「ブランチ」の回数増加、「夜食」で食べる量減少がコロナ禍での食生活の傾向
 コロナ禍の影響で食生活にどのような変化があったかを調査した。まずは、基本となる食事の回数と食べる量について聞いた。食事の回数で目立ったのは「間食をとる回数」で、「増えた・計」が17.5%と多く、「減った・計」(10.3%)との差も大きくなっている。また、「朝食と昼食を兼ねる食事(ブランチ)をとる回数」も「増えた・計」が7.2%とやや多くなっている。食べる量については、「夜食で食べる量」で「減った・計」が8.9%と、「増えた・計」(4.4%)との差が目立った。コロナ禍において自宅で過ごす時間が長くなったことや、飲食店が深夜まで営業していないこと等が背景にあると考えられそうだ。
■「間食」が特に増えたのは「女性」「若年層」、食生活の変化が大きい性年代か
 回数の増加が目立った「間食」について、より詳しく集計した。「増えた・計」のスコアの高さ、また、「減った・計」との差においても、男性よりも女性で間食の増加が目立っており、「増えた・計」の最多は20代女性で31.1%であった。また、男女ともに年代が若くなるほど「増えた・計」が多くなる傾向にあることがわかる。「女性」「若年層」は、コロナ禍での食生活の変化が大きい性年代について語る際のキーワードといえそうだ。

■コロナ禍で若年層ほど「濃い味付けを好むようになった」割合が高い
 次に、コロナ禍以降の味付けの嗜好の変化を聞いた。3圏域計で見ると「濃い味付けを好むようになった・計」が7.8%、「薄い味付けを好むようになった・計」が8.0%と、おおよそ味付けの嗜好は均衡しているように見える。ただし、性年代別で見ると、20代男性で「濃い味付けを好むようになった・計」が14.3%と、「薄い味付けを好むようになった・計」の6.9%を大きく上回っている。また、20代女性でも「濃い味付けを好むようになった・計」が10.5%と二桁に達し、「薄い味付けを好むようになった・計」の8.8%を上回った。一方、60代女性では「薄い味付けを好むようになった・計」が11.8%、「濃い味付けを好むようになった・計」が4.3%と逆の傾向にある。また、男女ともに年代が若くなるほど「濃い味付けを好むようになった・計」が多くなる傾向が見られた。
■摂取意識が高まったのは、「野菜類」、「発酵食品」、「善玉菌」、「食物繊維」等
 次に、主要な食物・栄養素について、摂取する意識の変化を聞いた。「摂取する意識が高まった・計」と「摂取しない意識が高まった・計」の各スコアやその差を見ると、「摂取する意識が高まった・計」の割合が高かったのは、食物では「野菜類」(46.5%)、「発酵食品」(34.5%)。栄養素では「善玉菌(乳酸菌・ビフィズス菌等)」(34.2%)、「食物繊維」(32.4%)等であった。一方で、「摂取しない意識が高まった・計」の割合が「摂取する意識が高まった・計」を上回った項目は、食物では「酒類」(22.0%)、栄養素では「糖質・糖分」(18.3%)、「脂質・油分」(17.6%)等であった。

■「自炊をするように心がけるようになった」42.5%。特に女性で意識強く
 コロナ禍で外食の自粛や飲食店の営業時間短縮等があった中、増えていると想定されていた「自炊」について、考えや行動の変化を聞いた。「自炊をするように心がけるようになった」について、「あてはまる・計」(42.5%)が、「あてはまらない・計」(18.9%)を大きく上回った。特に30代女性での「あてはまる・計」が54.9%と全性年代の中で最高スコアだったことをはじめとして、女性で「あてはまる・計」が「あてはまらない・計」を大きく上回っており、コロナ禍で男性よりも女性における考えや行動に変化があったことがわかった。なお、圏域別では、首都圏で「あてはまる・計」が43.6%と3圏域の中で最も多くなっている。
■20~40代女性では「外食費が抑えられている分、家で贅沢なものを食べる」傾向も
 「外食費が抑えられている分、家で贅沢なものを食べるようになった」について、全体では「あてはまらない・計」(35.3%)が「あてはまる・計」(28.9%)をやや上回った。ただし、20~40代女性では、「あてはまる・計」が「あてはまらない・計」のスコアを上回った。20~40代女性は、「自炊をするよう心がけるようになった」について、「あてはまる・計」が5割を超えた性年代となっており、自炊を増やして食費が浮いた分、贅沢な食材やメニューを家で楽しんでいると考えられる。

【調査概要】
調査方法:インターネットによる調査 
調査時期:10月1日~10月11日
調査対象:首都圏、関西圏、東海圏に住む20?69歳の男女(マクロミル登録モニター)
有効回答数:9,873件
 

(外食.Biz)
2021年11月22日更新

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