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東和フードサービス、2021年4月期(2020年5月~2021年4月)の業績を発表
グループ別売上高前年比、椿屋珈琲69.1%、ダッキーダック74.3%、イタリアンダイニングドナ73.2%

 東和フードサービスは、2021年4月期 通期(2020年5月~2021年4月月)の業績を発表。売上高70億2900万円(対前年同期比31.3%減)、営業損失11億3400万円(-)、経常損失2億4700万円(-)、当期純損失6100万円(-)であった。
 営業面では、累計で3,532日間の休業(全営業日数の8.3%)に加え、89店舗214日間の時短営業を強いられた。出店戦略上、都心の駅前立地が多く存在するため、テレワークに移行した会社員の利用や商談機会減少に加え、ショッピング目的で外出する主婦層の減少が大きな打撃となった。アフターコロナでもこの状況は戻らないことが予想されることから、物販・EC事業部を創設。「おうちでレストラン」をテーマにテイクアウト専用ながらもクオリティの高い商品開発を推進し、テイクアウトやデリバリーへと販路の拡大を進めてきた。
 また、セントラルキッチンの稼働率向上も目的の一つとして、昨年8月には調布パルコ店催事場出店をスタートさせ、ダッキーダックの戦略商品であるケーキ、冷凍グルメ食品を中心に販売するなど、延べ24ヶ所で232日間の催事出店を展開し、催事総売上は3,500万円となった。外出自粛に伴い落ちこんだ店舗売上の補完となっているほか、これまで出店出来ていないエリアへも積極的に展開できたことで、新たなファン層の獲得にも繋がっている。さらに、新たな収益化のモデルとして、同一ショッピングセンター内にイートインと食物販を展開し、利益率の向上と業務効率化を進めている。
 部門別売上高は、48店舗を有する「椿屋珈琲グループ」が28億円(前期比69.1%)、20店舗を有する「ダッキーダックグループ」が14億82百万円(同74.3%)、27店舗を有する「イタリアンダイニングドナグループ」が14億5百万円(同73.2%)、14店舗を有する「ぱすたかん・こてがえしグループ」が6億34百万円(同58.1%)、フランチャイジーとして7店舗を運営する「プロント」が3億79百万円(同55.3%)。その他、「生産カンパニー・物販EC」が3億27百万円(同67.5%)であった。
 なお、2022年4月期 通期(2021年5月~2022年4月)の業績予想は、新型コロナウイルス感染症による影響を現時点において合理的に算定することが困難なことから未定とし、業績予想が可能となった段階で速やかに開示するとしている。
 

(外食.Biz)
2021年06月07日更新

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