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クックビズ、飲食店を対象に新型コロナウイルスについての実態調査
7割以上の飲食店が「店舗への売上に影響が出ている」と回答

 飲食・フード産業特化の求人サイト「クックビズ」を運営するクックビズは、飲食企業を対象に新型コロナウイルスの影響について調査を実施した。
■7割以上の飲食店が、影響が出ている、もしくは今後影響が出そうだと回答
 まず、新型コロナウイルス感染者が発生後、お店の売上に影響があったか、或いは今後出ると考えているかを聞いたところ、「大きな影響が出ている」(31.0%)、「多少の影響が出ている」(20.0%)、「今は影響が出ていないが今後多少影響が出そうだ」(20.0%)と、5割以上の飲食店がすでに影響が出ており、今後も含めると、7割強の飲食店が影響が出ると考えていることが分かった。
■外国人客が「減少した」と感じている飲食店は半数程度。日本人客も4割近くが減少傾向に
 次に、新型コロナウィルス感染者発生の報道後、外国人客の来店客に変化があったか聞いたところ、外国人客数が「減少した」(50.3%)と感じている飲食店は半数程度という結果に。一方、日本人客に関しては「変化なし」(47.6%)と答えた飲食店が半数近くだったものの、「減少した」と感じている飲食店も40.6%にも上り、外国人客、日本人客どちらも減少傾向にあるとの回答となった。
■感染拡大を受け、「手洗い、うがいの徹底」など対策を行っている飲食店は7割以上
 最後に、現在勤めている飲食店で、新型コロナウイルスの感染拡大防止の対応を行っているか聞いたところ、73.8%の飲食店が防止対策を行っていると回答した。また、対策内容については「手洗い、うがいの徹底」(88.8%)、「消毒液の設置」(83.2%)が8割を超えており、その他には「従業員のマスク着用」(63.6%)、「店内の衛星管理の強化」(60.8%)、「感染への注意喚起のためのお知らせ書面の提示」(33.6%)、「加湿器の設置」(21.5%)が続いた。
 また、「その他」(2.8%)と回答した飲食店の中には、「中国からの帰国者には、2週間の出勤停止をお願いした」「体調不良を訴える従業員に対し、こちらで医療費を負担し医療機関での受診を推進した」などの声も聞かれた。

【調査概要】
調査対象:日本全国の飲食店
有効回答数:147
展開店舗数:1店舗35、2~10店舗62、11~100店舗39、101店舗以上11
調査期間:2月6日~2月13日
調査方法:インターネット調査
※小数点第2位で四捨五入しているため100%にならない場合がある
 

(外食.Biz)
2020年02月28日更新

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