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ホットペッパーグルメ外食総研、2018年度外食タウンランキング⑦-東海客層・業態別-
女性のシェアが高い街は「岡崎駅周辺」「藤が丘」「春日井・勝川(高蔵寺)」

 リクルートライフスタイルの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、東名阪の男女約10,000人を対象に毎月実施している「外食市場調査」について、2018年度の外食および中食のタウンランキングを発表した。第7回目は、東海圏の外食の客層・業態別タウンランキング。
 カップルの利用シェアが高い街は、「江南駅」(シェア10.0%)、「栄・伏見(矢場町)」(同8.9%)、「豊田市駅周辺」(同8.4%)、「名古屋(JR・近鉄・名鉄名古屋)」(同8.0%)、「今池(千種)」「大垣駅周辺」(同各7.6%)。2年連続1位の「江南駅周辺」は、2015年度12位、2016年度2位と、ここ数年で一気にランクアップした。江南市には藤の名所として有名な曼陀羅寺やフラワーパーク江南がデートスポットとして有名で、名古屋市内から訪れるカップルも多いが、食品メーカーの工場等を有し若い女性従業員も多いことから、地元カップルの外食デートにも使われることでシェアが高まっていると考えられる。
 ワーキングマザーの利用シェアが高い街は、「多治見駅周辺」(シェア12.1%)、「大垣駅周辺」(同10.9%)、「春日井・勝川(高蔵寺)」(同10.2%)、「小牧駅周辺」(同9.7%)、「岩倉・西春」(同6.7%)、「大垣駅周辺」(同7.6%)。子どものいる就業女性による外食のシェアを比較したランキングでは、外食市場の成長率4位の「多治見駅周辺」が首位。市の総合計画で「たじみ子ども未来プラン」を位置づけ、継続的に子育てしやすい環境整備を推進している。名古屋方面へは始発の電車があって通勤時に座れることやJR多治見駅徒歩1分の市役所内に子育て支援拠点があることから、ワーキングマザーを多く有し、多治見駅周辺での外食につながっていると考えられる。
 サラリーマンの利用シェアが高い街は、「刈谷駅周辺」(シェア55.7%)、「豊田市駅周辺」(46.0%)、「江南駅周辺」(同44.6%)、「金山」(同44.2%)、「近鉄四日市」(同44.1%)。刈谷市、豊田市とも言わずと知れた企業城下町で、そもそものサラリーマン人口が多いことが、ランキングにつながっていると言って間違いないだろう。「刈谷駅周辺」では、そうした客層を狙ってか、最近は立ち飲みやバル業態の飲食店が増えているよう。また、街おこしとして定期的にグルメイベントも行われているようだ。
 女性の利用シェアが高い街は、「岡崎駅周辺」(シェア49.0%)、「藤が丘」(48.8%)、「春日井・勝川(高蔵寺)」(同47.7%)、「東岡崎駅周辺」(同46.9%)、「国府宮・稲沢」(同46.8%)。岡崎市では、人口・世帯数とも増加傾向で、人口比率的には男性の方がやや多い。その中で女性の外食が活発なのは、古民家カフェなどSNS映えする女性好みの飲食店の影響力が関係している可能性がある。それもあってか、飲酒率は22タウン中18位と下位である。
 「喫茶店・カフェ」の利用シェアが高い街は、「栄・伏見(矢場町)」(シェア4.0%)、「名古屋(JR・近鉄・名鉄名古屋)」(同2.8%)、「藤が丘」「尾張一宮」(同各2.4%)、「三河安城・安城」「豊田市駅周辺」(同各2.3%)。喫茶店と言えば、名古屋の食文化の一つとして全国的に有名だが、その利用割合が最も高かったタウンは「栄・伏見(矢場町)」だった。このエリアはオフィス街としてカフェが多い他、大型商業施設内でのショッピングブレイクとしてのカフェ使いも多い。さらに、タウンに含まれる大須観音周辺にはおしゃれカフェも続々誕生しており、名古屋名物の“モーニング”をウリにする喫茶店とは一線を画す流行の発信地となっている。
 「焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店」の利用シェアが高い街は、「岡崎駅周辺」「多治見駅周辺」(シェア各13.8%)、「春日井・勝川(高蔵寺)」(同12.8%)、「三河安城・安城」(同12.5%)、「小牧駅周辺」(同12.5%)。岡崎では、岡崎駅と東岡崎間の県道沿いにマンション・アパート等が多く建ち、ファミリー層の増加により焼肉・ハンバーグ等、家族に人気の業態が活況。多治見も同様にファミリー層が多く、休日は車を利用して外食に出かけることが多いため、駐車場を有する街道沿いの肉業態の人気が高いと考えられる。
 「和食料理店(すし、割烹、料亭、郷土料理専門店等)」の利用シェアが高い街は、「桑名駅周辺」(シェア14.7%)、「近鉄四日市」(同13.8%)、「多治見駅周辺」(同12.2%)、「今池(千種)」(同12.1%)、「大垣駅周辺」(同11.6%)。「桑名駅周辺」は、2016年度・2017年度と2年連続して市場規模の伸び率が東海圏で1位だったタウンだが、2018年度は一転して伸び率では22タウン中最下位。駅前の再開発などで一時は活況を呈していたが、2018年度は外食数が伸び悩んだ。そんな中、外食単価は22タウン中6位と健闘しており、相対的に単価の高い和食のシェアが高いことが寄与していると思われる。
 

(外食.Biz)
2019年10月09日更新

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