外食ドットビズ

トピックス

キッコーマン、醤油のインフルエンザウイルス増殖阻害効果を確認
富山大・中部大と共同研究、日本生薬学会第62回年会で発表

 キッコーマンは、「しょうゆの抗インフルエンザウイルス作用の評価」について、富山大学、中部大学と共同で研究し、その成果を2015年9月11日、12日に岐阜市で開催される日本生薬学会第62回年会で発表する。
 日本の食卓に欠かせない調味料であるしょうゆには、殺菌効果、くさみを消す効果など、たくさんの効果があることが知られており、同社ではしょうゆについて、その効果の解明に取り組んでいる。今回は、しょうゆのインフルエンザウイルスに対する効果を培養細胞、マウスで評価した。

①さまざまなウイルスに対する、しょうゆのウイルス増殖阻害効果を培養細胞により評価したところ、インフルエンザウイルスに対して比較的高い効果が見られた。
②インフルエンザウイルスに感染させたマウスに、感染の前後それぞれ7日間しょうゆを経口投与し、体重、感染3日後のウイルス量、感染14日後の中和抗体価を測定。その結果、インフルエンザウイルスに感染させてしょうゆを投与したマウスでは、しょうゆを投与しなかったマウスと比較して、有意なウイルス増殖阻害効果と、中和抗体の産生増強効果、感染に伴う体重減少の抑制が認められた。
③しょうゆにエタノールを添加して沈殿物と上澄みに分け、しょうゆ、沈殿物および上澄みを前述と同様の動物感染実験で調べたところ、上澄み部分にしょうゆと同様にウイルス増殖阻害・中和抗体産生増強・体重減少抑制の効果が認められ、沈殿物では顕著な効果が認められなかった。

 これらの結果から、しょうゆは、マウスにおけるインフルエンザウイルスの中和抗体産生増強など、感染防御機能に関与して効果を発揮していると推察された。今後は、しょうゆにエタノールを添加して分けた上澄み部分にマウスへの効果がみられたことから、この上澄み部分から活性成分の探索を進めていく予定としている。

(外食.Biz)
2015年09月15日更新

最新ニュース

ページのトップへ戻る