外食企業物語 日本ケンタッキー・フライド・チキン編

日本のクリスマスには欠かせない存在となったケンタッキーフライドチキン。ご承知のように、「クリスマスにチキンを食べる」という習慣は日本だけのもの。これは、販促活動の一環として、1974年に日本ケンタッキー・フライド・チキン(KFCJ)がスタートさせた習慣だが、企業キャンペーンが日本の食文化へと花開いた希有な例といえるだろう。

このクリスマスキャンペーンをはじめ、爆発的に店舗数を拡大させた同社の黎明期の戦略は、日本独特の文化やマーケットにいかに適応するかが課題であったという。ケンタッキーフライドチキンならびにKFCJの歴史を踏まえながら、日本文化に向けた同社の企業戦略や理念を振り返ってみよう。

日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社

日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社

http://www.kfc.co.jp/

1970年の設立以来、カーネル・サンダースから受け継いだ伝統を守り伝えると同時に、時代に即した新しい形のメニューや店舗展開で着実に成長を続ける フードサービスのリーディングカンパニー。

1991年には「ピザハット」事業にも乗り出し、KFCと合わせて全国に約1500店舗を構える。

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