"韓流ブーム”をきっかけとして、韓国の伝統酒であるマッコリの日本での消費量が急上昇した。以前は韓国料理店など一部の店でしか見かけなかったが、近年は様々な業態で取り入れられドリンクメニューの一つとして浸透しつつある。新たなドリンクメニューとしてマッコリの活用法を飲食店の皆様に情報提供させていただきたいと思う。なお、今回はサッポロビール株式会社の山本茂雄氏にご協力いただいた。
- マッコリの美味しい飲み方をお教え下さい。
当社の商品を念頭にお話しすることをお許し下さい(笑)。マッコリの特徴として甘味がありますので、そのままストレートで飲んでいただいても “ まったり ” “ とろーり ” として美味しくお飲みいただけると思います。
「 CJマッコリ 」 は他と違い合成甘味料無添加ですので、若干甘味が抑えられて、すっきりとした甘味となっています。ですからフルーツなどを混ぜてカクテルにして飲んでいただくと、さらに美味しくお飲みになれると思います。 実際、多くの飲食店様でフルーツマッコリとしてお客様に提供されて頂いており、従来韓国料理店、焼肉店でのお取扱いが多かったマッコリですが、今や居酒屋業態でも多くお取扱い頂いております。
人気があるのは、「 グレープフルーツマッコリ 」 「 カシスマッコリ 」 ですね。グレープフルーツは、甘味と酸味が絶妙でさっぱりとお飲みいただけます。カシスは色々なカクテルに使われていますが、マッコリにもとても合いますので女性を中心に良く出ますね。
「 ビアマッコリ 」 もお勧めです。ビール会社がつくっているということもありますが(笑)、炭酸が入りますので、のどごしが良く若干の苦味とマッチして男性に人気がありますね。炭酸系のカクテルとしてはレモンの爽やかな酸味の 「 シトロンレモンマッコリ 」 。スパークリングワインの 「 バブルスロゼマッコリ 」 は微炭酸カクテルでお勧めです。
甘味を前面に押し出すなら、「 柚子はちみつマッコリ 」 「 巨峰マッコリ 」 「 クランベリーマンゴーマッコリ 」 「 ピーチマッコリ 」 などのフルーツ系や梅酒で割った 「 プラムマッコリ 」 などがお勧めです。
「 CJ 」 マッコリは合成甘味料と酸味料が無添加なのですっきりした甘味が特徴です。ご紹介したカクテル以外にも美味しい飲み方はたくさんありますので、これからも飲食店様に向けて色々なメニュー提案をしていきたいと考えております。また、飲食店様にとって「CJマッコリ」のメリットとして炭酸が入っていないこともあげられます。毎日全て使い切れなくても保存できますのでロスが出にくい商材となっています。
-マッコリに合う料理をお教え下さい。
ストレートタイプでは、辛い韓国料理だけでなく、中華料理や焼鳥、焼肉、肉じゃが、魚の照り焼きなど醤油と砂糖の甘辛系の味に良く合いますね。韓国では屋台で売られていますがおでんなども合います。後はお好み焼きなどソースを使うお料理にもマッチすると思います。
さっぱりした 「 CJマッコリ 」 は、カクテルとして味付けがしやすいとともに、いろいろな料理とマッチするのが特長といえます。
サッポロビール株式会社
1876年(明治9年)設立の開拓使麦酒醸造所で醸造された、北極星をマークとする冷製「札幌ビール」が社名の由来とされる。
1949年に大日本麦酒が分割された日本麦酒としてスタート。
1964年からは会社名もサッポロビール株式会社に変更。
2003年の持株会社制導入に伴い、新たにサッポロビール株式会社として設立。
代表者 代表取締役社長 寺坂 史明氏