外食ドットビズ

社長の成長なくして、店舗の成長はなし!起業前に働く姿勢を身に付けておくべし!!

サッポロビールは、起業家の皆さんを応援しています。

第6回 起業を目指す皆さんへ。「全責任は自分にあると覚悟せなアカンです!」

第六回 起業を目指す皆さんへ。「全責任は自分にあると覚悟せなアカンです!」

(株)ガッツインターナショナル 代表取締役/熊木健二 これまでの話でお分かりだと思いますが、僕は、皆さんの協力で店を持つことができています。人と出会い、いろいろ教えてもらったことがポイントです。そういう出会いに巡りあうためには、やはり自分から積極的に出ていかないといけません。人徳とかいうものではなく、欲張りかどうかだと思います。分らないことを教えてもらいにいく。相手に教えたろうかなと思ってもらうためには、犬みたいについていくしかないですよ。そうやって、正直に聞いてきてくれるなら僕もできるだけ教えてやろうと思いますからね。

(株)ガッツインターナショナル 代表取締役/熊木健二これまで僕が受けてきた恩は、自分の会社が成長することでしか返されへんと思っています。そのためには、教育による社員のレベルアップが大切ですが、実は、一番やらなかあかんのは社長の教育なんです。それ以外ないですよ。僕も雇われていたからよく分かります。アルバイトや社員をレベルアップさせるには、社長が成長しないといけない。社長だからといって偉そうなことはまったく言えないわけです。外食産業で最初からやってきた人の話を聞いていたら、僕なんか恥ずかしくてしゃべれないですよ。こうやって話すことすらおこがましいです。

(株)ガッツインターナショナル 代表取締役/熊木健二だから、この業界で働いてきた方が独立するなら、そこには強い思いがあるでしょうから、僕は何も言うことはありません。もし、違う業界にいて、飲食業をやりたいという人がこれを読んでいるなら、まず体を鍛えなさいと言いたい。マラソンでもして、体を鍛えてから起業を考えてほしい。それぐらい体力が必要な仕事です。お客さんが入ろうが入るまいが、立ちっぱなしで拘束時間も長い。デスクワークをしていた人が、この世界にいきなり入ってくるとやっぱりしんどいです。それが最初のステップだと思います。それから、資金面で僕が何とかなったのは、 10年間自分なりに一生懸命チェーン店で働いてきたから。何も経験がない状態で、自己資金ゼロだったら絶対に無理です。僕の場合は、10年間やってきたことを認めてくれる人がいたから何とかなった。そうはいっても、自分がこうやって実際に飲食店をやるようになって思い返すと、フランチャイザーというだけで、ようあんな偉そうなことを言うとったわと思います(笑)。加盟店さんに認めてもらわんとアカンから、偉そうなことを言うたり、書いたりしてたんですよ。ホンマに赤面もんです。それ位、飲食店を営業することは、見た目やイメージと違うものだと知ってほしいと思います。

(株)ガッツインターナショナル 代表取締役/熊木健二独立する前に身に付けてほしいのは仕事への姿勢です。勉強は起業してからもできますから。大切な姿勢は、やはりサービス業ですから、「 明るさ 」 と言えるかもしれません。それに、一人で仕事をするわけじゃなく、一緒に働いてくれる仲間とチームで成果を挙げていかなければいけないですから。上に立つ人の明るさは重要です。どうせ、地獄のようなしんどい世界に足を踏み入れるのですから、明るくいきましょうよというのが本音ですけどね。もうひとつは、「 責任はすべて自分にある 」 という姿勢でしょうね。僕も経験していることですが、店が厳しい状況になると、立地が悪いとか、あれが悪いこれが悪いと外部に責任を求めるようになります。その時こそ冷静になって、「 お客さんが来てくれないのは喜ばせてない証拠だから、根本を変えんとアカン 」 という原点に戻ってほしいと思います。



熊木 健二

熊木 健二

1960年奈良県生まれ。幼少時から実家の酒店で立ち飲みカウンターの手伝いをするなど接客業に親しみを持ち、学生時代は東京のステーキ店でアルバイトを経験する。アパレル業界に就職した後、バイトをしていたステーキ店へ転職、フランチャイズ方式でビジネス街を中心に20店舗のチェーン店を立ち上げる。同社の社長に就任するも、自ら直営に乗りだすべく1999年に独立、ステーキ&タコス「ガッツ・グリル新宿店」を開業する。その後は、ガッツ・グリル並びに焼肉食べ放題の「ガッツ・ソウル」を2年に1店舗というペースで出店、現在、都内に5店舗を構えている。

文:貝田知明  写真:トヨサキジュン
ページのトップへ戻る