オーダリングシステムやPOSレジによって外食業界での確たるブランドを確立している寺岡精工には、もうひとつ外食分野と密接に連関する事業がある。2000年に立ち上げた、逆浸透膜ろ過システムを使った純水製造装置「ECOA(エコア)」である。スーパーマーケット等に設置する自販機型や社員食堂向けのサーバー、厨房での調理業務用などさまざまなタイプがあり、水道水を安心な純水に変えて供給している。震災に伴う原発事故で発生した放射性物質を除去できることも判明し、さらに注目度が高まっている寺岡精工の浄水事業に焦点をあててみる。
会社名
ECOA OFFICE オフィシャルサイト
会社概要 1934年11月(昭和9年)に、「はかり」メーカーとして創業、一貫して先進技術を追求する姿勢で、計量機器から情報機器へとはかりを進化させ、業界のリーディングカンパニーとなる。80年代からはスーパーなど流通業界向けのPOS事業を展開、90年代には高度情報化時代に対応すべく、POSや計量包装機、電子棚札などすべての製品をインターネットでつなぐシステムを開発するなど画期的な製品を市場に投入してきた。
近年になって外食産業に参入、ASP型フードサービス統合システム「Delious(デリオス)」やペン型オーダー端末など最新技術を駆使した商品やソリューションを提案している。
代表者 代表取締役社長 寺岡和治氏
経営理念 経営革新と新技術により、世界市場における新しい価値の創造を企業活動の基本理念とし、もって顧客、取引先、社員ともども真の繁栄を期する。
取材協力 包装環境事業部 営業グループ 次長 小池宏昭氏