未曾有の地震と津波が東北・太平洋沿岸を襲った東日本大震災から4ヶ月が経とうとしている。甚大な被害を受けた被災地の多くの方々の生活はまだ平時に戻ったとはいえない現状である。そのような中、不撓不屈の精神で事業の継続のため一丸となって取組んできた企業も決して少なくはない。このような企業の取り組みは、今後の防災体制の確立とともに、震災の影響だけではなく、デフレなどの厳しい環境下に置かれている飲食企業経営者の参考になるであろう。そこでサッポロビールの協力のもと、同社仙台工場長の仲本滋哉氏にお話を伺った。
サッポロビール仙台工場
http://www.sapporobeer.jp/
住所 宮城県名取市手倉田字八幡310-1 工場長 仲本滋哉氏 昭和46(1971年)5月竣工
敷地内にはドイツの民家をイメージした建物で工場できたてのビールとジンギスカンが名物の「仙台ビール園」と4,780㎡の広大な敷地に野鳥も飛来する池の周りの緑が美しい「ビオトープ園」が併設されている緑豊かな工場である。