米国ポテト協会は、米国産ポテトが高品質で色々な料理に幅広く活用でき、更に手軽で便利と、飲食店にとって魅力的な食材であることの認知を図るため様々な活動を行っている。昨年からは「アメリカンスマートポテト」をキーワードに、米国産ポテトの持つメリットを更に浸透させ、消費者にも「ポテト=米国産」を認識してもらえる仕掛けを展開する外食向けキャンペーンを開始した。現在第2回目のキャンペーン参加店を募集しているが、ここでは第1回目のキャンペーンに参加した店舗の声をお届けする。
第1回アメリカンスマートポテトキャンペーンでは、参加店に、米国産ポテトを使用した 「 フェアメニュー 」 と、そのメニューをアピールするための 「 差し込みメニュー 」 を用意してもらった。フェアメニューについては、新メニューの開発のみならず、既存メニューでも可とした。一方、米国ポテト協会は、店内の雰囲気を盛り上げるための 「 POP 」 類や 「 スクラッチくじ 」、更には、「 ダブルチャンスの賞品 」 を無償で提供。特に、「 スクラッチくじ 」 で店内は大いに盛り上がり、ポテトメニュー注文のきっかけとなったという報告も入っている。
オーナーのアメリカ好き、アメリカの雑貨好きが高じて、地元・大阪高槻市に7年前にオープンしたハンバーガーの店 「 T's Star Diner 」。席数は25席、フィフティーズ・テイストあふれた店は、まさにダイナーそのもの。大阪のベッドタウンという土地柄家族連れやカップル、学生などが多く訪れる。
「 店を始めてから地元高槻の名産を作りたいと、地元産食材を使って高槻バーガーを創作した 」 とオーナー。ハンバーガーにはフライドポテトがつきもの。シューストリングカットの米国産フローズンポテトを使用しているが、今、使っている商品に決まるまで、いろいろな種類の米国産ポテト商品を試した。外は 「 さくっ 」、中は 「 ふわっ 」 とした食感のフライドポテトは米国産ならではと好評。
FAXで送られてきたスマートポテトキャンペーンを見たオーナーは、「 これはおもしろそう!」 とすぐに応募。送られてきたキャンペーンツールのキャンペーンバルーンや星条旗は店の雰囲気にぴったりで、さらに店内のアメリカンな雰囲気を高めている。
また 「 キャンペーンポップの裏に書かれているポテトに関する情報(ポテトはカリウムやビタミンCなどの栄養豊富な健康食材)が、お客様の米国産ポテトへの関心を高め、単品のフライドポテトの販売も好調です 」 とのことだった。
大阪梅田に近い西天満に8年ほど前にオープンした 「 バーメンフィス 」。米国領事館裏の、昔の趣あるビルなどが残る一角にある路面店ながらも天井の高いシックなバー。大阪を代表するビジネス街という土地柄大人の男性客が多く、カウンターの後ろの壁にはウイスキーやスピリッツの銘酒が並んでいる。
スマートポテトキャンペーンに参加したきっかけはネットを見ている時、目にした米国ポテト協会のキャンペーン告知。「スクラッチくじがお客様に喜ばれそう」と参加を決意。その狙いは見事に当たり、「お腹まわりが少し気になるお客様たちにメタボ・メジャーが大うけです!」とオーナー。当たった賞品のオリジナル・メタボリック・メジャーで場が盛り上がるとのこと。
フェア対象メニューは、解凍したポテトの皮を剥いて薄切りにして使用しているのがポイントの「ジャーマンポテト」や「ポテトグラタン」など。黒板に書かれたキャンペーンメニューは目につきやすく、オーダーも多いとのこと。カウンターの上に置かれたタブレット端末には、オーナー手作りのスマートポテトキャンペーンの画像がスライドで流れている。遊び心あふれたひと手間かけた味のあるキャンペーンが来店客の心を掴んでいた。