米国ポテト協会は、米国産ポテトが高品質で色々な料理に幅広く活用でき、更に手軽で便利と、飲食店にとって魅力的な食材であることの認知を図るため様々な活動を行っている。昨年からは「アメリカンスマートポテト」をキーワードに、米国産ポテトの持つメリットを更に浸透させ、消費者にも「ポテト=米国産」を認識してもらえる仕掛けを展開する外食向けキャンペーンを開始した。現在第2回目のキャンペーン参加店を募集しているが、ここでは第1回目のキャンペーンに参加した店舗の声をお届けする。
第1回アメリカンスマートポテトキャンペーンでは、参加店に、米国産ポテトを使用した 「 フェアメニュー 」 と、そのメニューをアピールするための 「 差し込みメニュー 」 を用意してもらった。フェアメニューについては、新メニューの開発のみならず、既存メニューでも可とした。一方、米国ポテト協会は、店内の雰囲気を盛り上げるための 「 POP 」 類や 「 スクラッチくじ 」、更には、「 ダブルチャンスの賞品 」 を無償で提供。特に、「 スクラッチくじ 」 で店内は大いに盛り上がり、ポテトメニュー注文のきっかけとなったという報告も入っている。
「 嵯峨野 」 は、新宿駅前の好立地に個室を含め120席を完備し、貸切宴会も行える中規模店舗。店内は懐かしい昭和の雰囲気が漂う、寛ぎの空間。料金設定が安価なため、客層は大学生や高齢者の方にも親しまれている。
今回のキャンペーンでは 「 手作り感 」、「 季節感 」、「 お得感 」 を大切に数品で展開。見た目もインパクトのある 「 てんこ盛りポテトフライ 」 や定番の 「 ポテトチーズ焼き 」 などアツアツ、ホクホクのポテトを提供。取材時は、キャンペーンがスタートしたばかりだったが、来店客の反応も上々。今後は、ふき味噌、酢味噌、旬野菜などでアレンジしたポテト料理で販促に輪をかけたいとのことだった。
首都圏のベッドタウン越谷市。人通りの多い駅近くにある 「 IRISH PUB Blue DOLPHIN 」 は、ケルト・ミュージック好きのオーナーが10年程前にオープンした59席の本格的アイリッシュ・パブ。
「 パブでもポテトを使った料理が多いのです 」 と店長。米国産ポテトを使う理由は 「 米国産フローズン商品は、冷凍物は味が落ちるという概念をくつがえすおいしさがあるので使っています 」 とのこと。
キャンペーン参加メニューは、パブ料理として定番メニューの 「 フィッシュ & チップス 」、日本のパブではあまり見かけない 「 シェパーズパイ 」(ひき肉の上に、マッシュポテトを載せ、チーズをかけてオーブンで焼いたもの)、女性に人気の 「 アイリッシュポテトサラダ 」(レタス、炒めたタマネギとベーコン、皮付きフライドポテトに、モルトビネガーのドレッシングをかけたもの)の3品。
「 スマートポテトキャンペーンは、飲食店では珍しい食材のキャンペーンなので、お客さまの注目度も高いですね。これを機会に新しいポテトメニューを提供したいです 」 と米国産ポテト商品のさらなる活用を語っていた。