企画特集“麦とホップ樽詰”で商売繁盛

麦とホップ樽詰”で商売繁盛ナナイロサバエイタリアンダイナー DINING & POOL’S GARDEN

ヱビス<樽生>など人気ブランドを持つサッポロビールが、業界に先駆けて発売した新ジャンル（いわゆる “ 第3のビール ” ）の樽詰「麦とホップ」。「ビールと間違えるほどのうまさ。」と評判の「麦とホップ樽詰」が現在飲食マーケットでどのように受け入れられているのかをレポートしていきたいと思う。
今回は福井と中国・大連に13店舗を経営する株式会社ソーホーズインターナショナルの代表取締役社長細川正人氏に「ナナイロサバエイタリアンダイナー DINING & POOL’S GARDEN 」での事例をお伺いした。

第2回ナナイロサバエイタリアンダイナー DINING & POOL’S GARDEN

本当に美味しいので｢麦とホップ樽詰｣を採用しました

－｢ナナイロサバエイタリアンダイナー｣の概要をお聞かせください。

2011年1月に「ナナイロ」の3店舗目として鯖江市にオープンしました。南イタリアをイメージして店内はターコイズブルーを活かし、クラゲの映像を流すことによってお客様の心が潤うように心がけています。シャンデリアやVIPルームなど豪華さを演出しつつも、カウンター席、テーブル席、個室、そして120名様まで入れる団体スペースと多種多様なお客様のニーズにお応えできる店づくりとなっています。天井も高く、庭にはテラス席とプールを配置し空間を楽しんでいただきながら食べていただく本格的イタリアンがコンセプトです。

特長といたしましては、もう一つのブランドである｢晴れる家｣の鯖江店を併設しているところです。入口を入っていただいて左手に「ナナイロ」、右手に「晴れる家」、そしてレジの脇では「 PUDDING CAFE N 」のプリンを販売していますので、3つのお店を楽しんでいただけます。

また、店外からは「ナナイロ、晴れる家」のキッチンをご覧いただくことができますので、お待ちの時には目で楽しんでいただくこともできると思います。

－この8月にはキャンペーンをされるとお伺いしましたが。

「ナナイロ」ではなく「晴れる家」なのですが、8月の木曜日に生中100円キャンペーンを全店でやります。木曜日以外も日曜日から水曜日までは299円でご提供させていただきます。「麦とホップ」だけでなく「サッポロ生ビール」も100円でご提供いたしますので、8月の木曜日には是非「晴れる家鯖江店」にお越し下さい。

－麦とホップ樽詰を採用した理由をお聞かせください。

本当に美味しいと思ったからです。他社さんからも “ いわゆる第3のビール ” が出ていますが、その中でも｢麦とホップ｣は間違いなくグレードが一番高いと私は、思っています。最初に採用したのは、福井駅前にある｢あっぱれ｣というドリンクの均一酒場なのですが、その時にお客様の反応を見て｢これはいける｣と感じたので鯖江店でも使わせていただくことにしました。

もう一つが、価格戦略が立てやすいところです。「サッポロ生ビール」と「麦とホップ」で値づけを変えられることでお客様には選択の幅を持っていただけることができます。もちろん店舗にとっては、利益的にも貢献してもらっています（笑）。

－お客様のご評価をお聞かせください。

「ナナイロ鯖江店」での出数は「サッポロ生ビール」より「麦とホップ」の方が出ています。飲み放題の場合には「麦とホップ」を使わせていただいていますが、お客様からご不満の声をいただいたことは一切ございません。田村正和さんの「ビールと間違えるほどのうまさ。」ではないですが、きめ細やかな泡立ちなので本当に美味しい飲物です。お客様もビール感覚で飲まれていますので、充分ご満足いただいていると思います。

－麦とホップに合うお勧めの料理をお教えください。

「ナナイロ」のお勧め料理でもありますが、自家製の生パスタがお勧めです。これは毎日シェフが手で捏ねてつくっているパスタですので独特の食感と味をお楽しみいただけると思います。オイル系もトマト系もお勧めです。もう一つがピザです。このピザの生地もシェフが毎日手で捏ねてつくっている自家製生地です。福井県産の “ 越のルビー ” というトマトを載せたり、県内の三国町でつくられているハーブを載せたりしたピザはヘルシーということで非常に人気がございます。

－サッポロビールに期待することをお聞かせください。

とても親身になってご対応いただいていますので、このままの関係を続けさせていただければと思います。

一つあるとすれば、ビールではないのですが、サワーですかね。サッポロさんには「氷彩」というサワーの樽があるのですが、これが物凄く美味しいんですよね。ほのかに甘くて、何も入れずにプレーンサワーで飲んでも美味しいんです。ブランデーベースなので果実やシロップとの相性も良いんですよ。この「氷彩」をもっと売り出して欲しいですね。

編集後記

「ナナイロ」と「晴れる家」の鯖江店は、合わせて300席以上の大型店舗である。週末とはいえこれだけの大きな店舗にも関わらず午後6時の段階でほぼ満席状態であったことに驚かされた。しかも老若男女問わず、様々な客層が席を埋める様は壮観でさえあった。厳しい飲食業界であるが、やり方によってはまだまだ集客の余地があることを目の当たりにした思いであった。

細川直人副社長と晴れる家、ナナイロシェフの方々これだけの集客力を発揮できる理由の一端はすぐにわかった。フレンドリーで、料理の説明をきっちりとできる店舗スタッフとリーズナブルながら美味しくとボリュームのある料理、そしてほっとくつろげる空間である。窓の外にはブルーにライトアップされた木々と静かにさざ波立つプールが幻想的でさえあった。