"韓流ブーム”をきっかけとして、韓国の伝統酒であるマッコリの日本での消費量が急上昇した。以前は韓国料理店など一部の店でしか見かけなかったが、近年は様々な業態で取り入れられドリンクメニューの一つとして浸透しつつある。新たなドリンクメニューとしてマッコリの活用法を飲食店の皆様に情報提供させていただきたいと思う。なお、今回はサッポロビール株式会社の山本茂雄氏にご協力いただいた。
- マッコリを広めるために御社が力を入れられていることをお教え下さい。
マッコリの認知度をあげて、飲食店様の売上向上のお役に立つことが我々の使命だと考えています。一つの施策として家庭用商品との相乗効果が上げられます。今回 「 CJおいしいマッコリ <ピンクグレープフルーツ>」 を発売しましたが、テレビCMに人気モデルのヨンアさんを起用して 「 新感覚のおいしさ!フルーツマッコリ誕生。」 をコンセプトとして 「 合成甘味料・酸味料・香料 」 の無添加をベースに、ピンクグレープフルーツ果汁15%、アルコール3% を前面に押し出し「ヨンアはマッコリ美人」というキャッチコピーとともに、新感覚のフルーツマッコリとして、韓国伝統のお酒であるマッコリを日本のお客様向けに進化させ、より多くのお客様にマッコリを楽しんでいただきたいと考えています。
現状では、飲食店様におけるマッコリの認知度はまだまだ低いと考えています。そこで、もう一つの施策として、「 CJマッコリ スターターキットキャンペーン 」 を実施します。これは、飲食店様にポスター、メニュー、テーブルテント、CJマッコリカクテルグラスをセットにして無料でお届けするものです。ヨンアさんの写真が入ったポスターやメニューもご用意していますので、テレビCMだけでなく店内でもヨンアさんを見ることができるところがキーポイントです。インターネットからもお申込み ができますので、是非この機会にご活用いただきたいと思います。
当社はビール会社ですが、ビールだけではなく、いろいろな商品を飲食店様に取扱っていただくとともにご満足いただくことに力を入れています。マッコリは日本の飲食店様にとっては、新しい商品で、まだお取り扱いされていないお店もたくさんあります。当社が 「 CJマッコリ 」 を飲食店様にご提案するとともに、テレビCMを通じてお客様にご紹介をすることで、飲食店様にはトレンド商品を扱っていただいて売上を伸ばし、お客様には美味しいとご満足していただくことで三者が win-win の状況になれるようにしていきたいと考えております。
今後も飲食店様には、いろいろな飲み方のご提案をしていきたいと考えています。例えば、夏に向けては 「 CJマッコリ 」 とアイスクリームのコラボレーションなんかが考えられます。「 えっ!?」 と思われるかもしれませんが、クリーミーとクリーミーで非常に合うんです(笑)。冬に向けてはホットマッコリなども考えています。この様に定番商品だけでなく季節ごとのご提案ができればと思います。お客様に向けては、「 CJおいしいマッコリ <ピンクグレープフルーツ>」 以外にラインアップを増やしていってCMなどで露出アップを図りさらなる認知度アップを図って行きたいと思います。
サッポロビール株式会社
1876年(明治9年)設立の開拓使麦酒醸造所で醸造された、北極星をマークとする冷製「札幌ビール」が社名の由来とされる。
1949年に大日本麦酒が分割された日本麦酒としてスタート。
1964年からは会社名もサッポロビール株式会社に変更。
2003年の持株会社制導入に伴い、新たにサッポロビール株式会社として設立。
代表者 代表取締役社長 寺坂 史明氏