リスクマネジメントという言葉が一般的になったように、いかなる企業や団体においてもリスクの理解と対策は最重視すべき経営課題となっています。実際に飲食店を運営・営業する場合には、どのような方策があるのでしょうか。
今年から「飲食店向け総合保険」を展開する チューリッヒ・インシュアランス・カンパニー 日本支店( チューリッヒ保険会社)様から、飲食店におけるリスクとその対策、総合保険内容について寄稿をいただきました。
「飲食店向け総合保険」の内容を具体的に説明する前に、創業当時を思い起こして下さい。創業時は、事業の継続にとって、何らかの負の影響を及ぼすような要因をコントロールし、あるいはコントロールできなかった場合の影響を最小限度に抑制、または拡散することによって利潤の極大化を図ることが重要です。
飲食店における個別のリスクについて再度確認します。経営に必要となる設備・備品などをリースする際に、リース会社との間で動産総合保険に加入している場合があります。これは、設備・備品などから生じる不測の損害を填補することを主旨とします。また、お客様への民事上の債務不履行責任(民法 415条)及び不法行為責任(同709条)は、短期的な賠償リスクのみならず、事業の継続にも大きな影響を及ぼします。お客様からの貴重品等、預託を受けた物品の破損から食中毒被害等の広範囲の責任が該当します。さらには、従業員の故意過失に基づく行為に経営者が責任を負う危険も含みます(民法715条)。
一方、雇用する従業員に対する保障の局面も想定しなければなりません。例えば、不測の事態によって休業を余儀なくされた場合がこれに該当します。そして、賠償すべき損害の範囲は、行為によって社会通念上、通常生ずべき全損害というのが原則です(相当因果関係説)。
これら以外にもリスクは多数あります。まさに枚挙に暇がありません。創業や新規出店の際には、上記のような様々なリスク、そしてそのリスクが実際に生じたときの損害について経営者は包括的に想定しつつ、事業を運営することが求められるのです。
そこで、上述した飲食店経営のリスクを包括的にカバーした保険が必要となります。チューリッヒのスーパービジネス保険は、飲食店経営で直面する様々な事故を幅広く保障し、さらには休業損害や賠償責任までもカバーしたオールインワンの飲食店特化型の保険として、満を持して世に送り出されることとなったのです。
特長として、まずは広範囲な補償内容があげられます。お店の設備・備品や商品、現金の損害が補償されるのは勿論のこと、しかも火災、落雷や爆発などに加え、水漏れや、盗難・破損などの偶発的な事故をも対象とし、しかも新価(再調達価格)で補償されます。店舗総合保険に加入している方もいらっしゃると思いますが、オールリスクかつ新価で補償されるのは、チューリッヒのスーパービジネス保険がベースを動産総合保険としていることの所以です。
また、「物損害」を基本契約とし、「休業損失」「施設賠償責任」「製造物責任」を原則付帯としながら、店舗の設置状況や個々のニーズにより「受託物賠償責任」「借家人賠償責任」「オーナー所得サポート」そして「従業員メディカルケア」をオプションで選択できます。必要な補償を取捨選択することでコスト効率化しつつ、働く従業員の福利厚生にまで資することも可能です。
チューリッヒのスーパービジネス保険は、日本で唯一( 2007年1月現在)インターネット申込みを可能とする認可を?年?月に取得しました。煩わしい申込書の作成や忙しい時間帯の保険営業者との面談等もなく、保険の加入手続きを進めることができます。施設の所在についてもチューリッヒ保険会社が調査することになりますので、申込段階では原則として書類の提出は不要という利便性を構築しています。
しかし、インターネットで申込内容を入力し、加入手続きを行うことは難しいと思われるかもしれませんが、これもご安心いただけます。フリーダイヤルでつながるチューリッヒのカスタマー・ケアセンターの専門スタッフが経営者の皆さまをサポートしながら、申込方法や補償の内容をご案内します( 0120-861-583、平日午前9時~午後5時まで受付)。チューリッヒ保険は、ダイレクトの保険会社で日本に根ざしており、第三者機関から顧客満足度で3年連続No.1の評価を受けた損害保険会社です。チューリッヒ・カスタマー・ケアセンターのオペレータは、高いコミュニケーションで定評があります。
先述のとおり、飲食店経営には様々なリスクがあります。保険対象ごとに個々の補償に加入していたのであれば、保険を付け忘れることもあれば、忘れなかったとしても各保険会社に連絡をしたり、商品ごとに保険会社の担当者が違ったり、と必要とされるスピーディな資金調達に支障がでるかもしれません。
繰り返しとなりますが、チューリッヒのスーパービジネス保険はオールインワンで飲食店経営の包括的リスクを補償する商品性を有し、 ITを駆使し契約手続の利便性を追及する一方、チューリッヒ保険の得意とするコールセンターの機能を最大限に活用したバックアップを可能とした近代型保険といえます。