リスクマネジメントという言葉が一般的になったように、いかなる企業や団体においてもリスクの理解と対策は最重視すべき経営課題となっています。実際に飲食店を運営・営業する場合には、どのような方策があるのでしょうか。
今年から「飲食店向け総合保険」を展開する チューリッヒ・インシュアランス・カンパニー 日本支店( チューリッヒ保険会社)様から、飲食店におけるリスクとその対策、総合保険内容について寄稿をいただきました。
飲食店の営業リスクと具体例の項で記述したとおり「純粋リスク」については保険によるリスクの転嫁が可能です。 しかしながら、現在の飲食店は、お付き合いしている代理店の薦める保険に加入しているのが現状であり、補償内容について他社と比較をすることが少ないと思われます。
1997年の保険自由化により自動車保険は、一般顧客にも保険会社によって保険料・加入条件・サービスが異なることの認識が浸透しており、毎年更新時にインターネットにおける保険料比較サイトによる保険料一括見積を利用することが当たり前のこととなっています。
しかしながら飲食店に関する保険については毎年同じ保険料で継続していることが多いのではないでしょうか?
飲食店のリスクをカバーする保険も現在では自由化が進み、保険会社ごとに補償内容も保険料も大幅に異なっております。特に飲食店の取り巻くリスクはどのようなものがあるのか主なものを下記に列挙してみましょう。
飲食店のリスク | リスクに対応する保険 |
物に対する損害リスク(建物・造作・什器備品など) | 火災保険・動産総合保険 |
お店の休業補償に対するリスク | 店舗休業保険・利益保険・食中毒休業担保 |
お客さまに対する賠償責任のリスク | 施設賠償・生産物(食中毒)賠償・受託者賠償 |
現金・有価証券の盗難事故のリスク | 業務用現金・業務用預貯金証書担保特約 |
従業員の業務中の事故 | 傷害保険・労災保険 |
罹災による家主に対する賠償リスク | 借家人賠償責任特約 |
罹災により近隣に損害を与えるケース | 施設賠償・失火見舞金費用 |
早期に営業再開をするための費用リスク | 営業継続費用保険 |
上記に列挙したリスク(事故)が発生すると他のさまざまなリスクにも影響を及ぼし飲食店の経営の存続を脅かすこととなります。従って少なくとも上記のリスクに対応する保険に加入する必要があると思われますが、全ての保険に加入している飲食店は少ないのではないでしょうか?また、飲食店の経営者にとっても、さまざまな保険に加入することは面倒ですし、保険の補償内容を把握することも困難です。
そのような中でチューリッヒ保険が発売した「スーパービジネス保険」は、インターネットで簡単に建物の構造(耐火・非耐火)地域・年間売上を入力するだけで飲食店の幅広いリスクをカバーした概算保険料が試算できます。
また、わからないことがあればフリーダイヤルで専門的な知識を有したチューリッヒ保険のスタッフが懇切丁寧に答えてくれるので安心です。
保険制度は、毎年の保険料出費で何時起こるかわからないリスクによる巨額な出費に備える合理的な制度です。飲食店の経営者の皆様にとり安定的に事業を継続する上で必要不可欠の制度であるといえるのではないでしょうか。
特にチューリッヒ保険の「スーパービジネス保険」は簡単にインターネットでお見積ができますので是非とも現在ご加入の保険と保険料・補償内容について比較することをおすすめいたします。