前回は、外食産業を側面からサポートする団体「創・食Club」の新業態の提案現場をレポートを掲載させていただいた。今回は、外食産業を食材の観点からサポートをする日清フーズ株式会社がパーティ形式で開催したプロモーションの模様をお届けしたいと思う。
このプロモーションは、使用される食材こそ自社商品を用いてはいたが、それに留まらず“パスタ”というカテゴリー全般のPRや訴求にまで及んでいた。外食ドットビズでは、このような日本のフードサービス業界を側面から支援する企業や団体による活動の実態をきっちりと見た上で、皆様に情報提供をして行きたいと考えている。当サイトの新鋭レポーター・【前城】幸代が、再び皆様に情報をお届けする。
こんにちは、制作を担当している【前城】幸代です。まさか、またまた皆様にレポートをお届けすることになろうとは夢にも思っていませんでした。なぜこの様なことになってしまったかというと・・・。話は前回の 「 創・食クラブ 」 による “イタリアン Bar(バール)のご紹介” のセミナー までさかのぼります。
試食コーナーで出会った不思議な機械。そう、あの冷凍麺解凍機の営業マンさんから誘われたのです。
【営業マンさん】 「パスタはお好きですか?」
【前城】 「はい。大好きです。」
【営業マンさん】 「今度、当社でアルポルトの片岡護シェフをお呼びしてパスタのパーティを開催するのですが、来られますか?」
【前城】 「か、片岡シェフですか! もちろん参加させていただきます!」
“ マジ?超ラッキー ” という心の声を隠しつつ、会社に戻った私は若干の脚色を加えつつ編集長に報告しました。
・・・
【前城】 「日清フーズの営業マンさんから、“ どうしてもパスタパーティに起こしください ” というお誘いを受けたのですがどうしましょうか?(そこまで行きたいわけじゃないですよオーラを発しながら・・・)」
【編集長】 「 いいじゃない、たまには 息抜きに 、そういう現場も見ておいでよ。直帰していいから」
・・・
という会話があったのです。最後の編集長のニヤニヤには、ちょっと嫌な感じを受けたのですが、「片岡シェフ」「パスタ」「パーティ」という耳に心地よいキーワードに小躍りしながら、参加させていただくことになったのです。ちなみに、編集長の “ニヤニヤ” の理由はパーティ中に届いたメールで判明しました。
【編集長】 「パーティはどうだ? いいレポートになりそう?」
・・・はい? そういうわけでしたか・・・。途中の “ニヤニヤ” には裏の言葉があったわけですね・・・。
「いいじゃない、たまには(パーティという)息抜きに(なるレポートもほしいから)、そういう現場も見ておいでよ。直帰していいから(原稿書けよな)」
って感じでしょうか。美味しい話はトコトン味わう編集長の執念深さを垣間見てしまいました
では、気を取り直してレポート開始です
時は 2008年の晩秋、場所は東京・港区の閑静な住宅街にあるイタリアンレストラン 「 青山エリュシオンハウス 」 です。今回は、プレスの一員としてご招待をいただきましたので、他のお客様よりひと足早く受付を済ませ、説明会の会場へと向かうといきなりビックリです。憧れのチャペルではありませんかーっ!! 何とお洒落な説明会でしょう。こんなところで結婚式を・・・なんて空想に浸ってうっとりとしていました。いえいえ、お話はちゃんと聞いていましたよ、編集長!
このパーティ企画は今年で 3回目を迎えるそうです。「 エンジョイパスタ!パーティ2008 」 という名前の通り、パスタの楽しみ方を提案しているとのことです。ちなみに、おととしはボージョレーワインに合うホットパスタ、昨年はレトロブームに乗って夕飯に合う懐かしのパスタがテーマだったそうです。う~ん、おととしも招待されたかった・・・。そして、今年はグルメ雑誌 「dancyu」 で展開している 「旬野菜1品のシンプルパスタ」 とタイアップした 「野菜が主役のパスタ」 をはじめ、「魚介が主役のパスタ」 や 「肉が主役のパスタ」 という3品をいただけるそうです。何と素晴しいラインナップでしょうか!
また、説明会の最後には、「マ・マー」ブランドの新コミュニケーション戦略についての説明がありました。マ・マースパゲッティは、自炊の際によく使いますのでとても身近に感じます。皆さんもご存知ですよね。
家庭でもよく使われ、子供からお年寄りまでお馴染みのパスタですが、今回は 「 生活に躍動感がある人たち 」 という、ちょうど私たちのような年代 (実年齢は秘密ですけど・・・) をターゲットにしたコミュニケーション戦略を TVCM などで行うそうです。ブランドスローガンに 「 パスタは、人生を楽しくする。」 、キャンペーンスローガンには 「 PASTAism (パスタイズム) 」 を掲げて、パスタおよびパスタソースを提案していくとのことです。すでにTVCMもオンエアされていますので、色鮮やかなピーマン、パブリカ、トマトなどの野菜から始まって、若い夫婦が食卓でワイン片手に乾杯をしている映像をご覧になったことがあるのではないでしょうか?
ちなみに 「 PASTAism」 とは、食べ物が本来持っている美味しさやお腹の満足感けではなく、ひとを笑顔にする魅力、食卓の会話を弾ませる魅力、人生をハッピーにする魅力など、“ パスタの周りにあるいろいろな魅力をひっくるめて楽しみましょう ” という意味が込められているそうです。
おっと、何だかマ・マースパゲティのコマーシャルみたいになってしまいましたね・・・。美味しいパスタをご馳走になった上に、レシピや美味しさのヒントまでレポートさせてもらえるのですから、これくらいの宣伝(バーター?)は許されますよね、編集長!
では、いざ試食に!ではなくてパーティ会場へと向かいます
前城幸代
19○○年 沖縄県出身
1993年から7年間、某パブチェーンで飲食店に勤務。浜松町のお店ではマネージャーを経験。
その後、ソフトウェアハウスでWEBサイトに関わる仕事に従事。
2007年より外食ドットビズの制作担当。