全7回にわたりお届けしてきた ≪ 女性ばかりのドキドキ座談会 ≫ は、いかがでしたでしょうか。女性客を呼べる店づくりに少しでも参考になったでしょうか?さて、座談会は終了しても、さすがは女性6人。このあと数十分間も座談会のような井戸端会議が続きました。緊張が解けたこともあって、女性の本音というような興味深い話でしたので、番外編としてお送りいたします。
【坂尻】 仕事柄答えにくいかもしれませんが、絶対食べられないものってありますか?
【藤江】 筍が大好きなんですが、一度食べ過ぎてアレルギー性のジンマシンが出て、それ以来ダメになりました。今も好きですけど、限界量を超えてしまうと発症するみたいです。
【石川】 シャンツァイ、パクチーです。あれは飲み込めなかった…。
【井上】 臭いも味もダメですね。みじん切りで入れられると迷惑ですよね(笑)。形があれば除けられるのに。
【池田】 私も食べずに除けています。
【坂尻】 パクチー嫌いは多いですね。爽やかなアジアの風が吹いてる感じがしませんか?
【池田】 あれは、ジャングルの臭いです!
【坂尻】 長岡さんはダメなものがあるんですか?
【長岡】 うーん、ないですね。
【坂尻】 でしょうね、立場上(笑)
【長岡】 でも、子供の頃は好き嫌いが多かったですよ。食べることすら好きじゃなくて、それこそ朝ご飯を食べない子供でした。給食も最後まで残って食べてましたね。
【坂尻】 いましたね、最後まで食べている子。給食当番に迷惑を掛けるタイプですね。
【高木】 私も同じタイプ。嫌いなものが多くて。大人になって減りましたが、今でも内臓系は食べられません。
【坂尻】 内臓は、イメージですか? 見た目ですか?
【高木】 人間が食べるものじゃないというか…。
【編集部A】 焼肉屋には行かれないですか?
【高木】 行きますけど、カルビ・ロース限定という感じ。牛タンもダメです。形が想像できてしまうものが苦手なのかもしれないです。
【編A】 では、沖縄名物の豚の顔なんていうのは?
【高木】 あー、ヤダヤダ(笑)。わざわざそこを食べる必要ないじゃないですか。他に美味しそうなところがいっぱいあるのに…。
【坂尻】 それでは、明日死ぬというときの最後の食事は何を食べたいですか?
【高木】 美味しいお寿司。回っていないお店ですよ。
【藤江】 甘いものに走ってしまうかもしれない。すごく有名な店の美味しいケーキとか。
【石川】 お刺身を食べたいです。初ガツオとか季節関係なく集めて食べられたら幸せです。
【坂尻】 僕は納豆。最後は温かいご飯と納豆を食わせろと、家族にも言ってあります。
【高木】 あー、納豆もダメです。何度かチャレンジしましたけど、やっぱり臭いがダメ。臭いがしない食べ方をテレビで紹介していて試したんですが、やっぱり…。臭いものと形が想像できるものは食べないですね。
【坂尻】 イナゴなんてもってのほか?
【高木】 厳しいですけど、まだ、大丈夫かもしれない。
【池田】 イナゴ大好きです。うちは、おばあちゃんが作った佃煮がドサドサ送られてきて、ムシャムシャ食べていました。弁当の中にオヤツのつもりで入れてもらったら、虫が入ってるって教室がパニックになりましたね。
【石川】 私もシーズンになると日課のように獲ってました。畑で収穫して、 2~3日フン出しをするんです。お腹が空になった頃にサッと茹でる。口の中で引っ掛からないように、足のギザギザを取って味付けするんです。
【一同】 え~~~~~っ!
【石川】 小さい頃は泣く泣くイナゴの足を取ってましたけど、母親にやりなさいと言われて慣れました。
【坂尻】 すごい食育ですね。そういえば、うちの祖父は、アブラゼミを食べてましたね。串刺しにして醤油を付けて焼いていると、パリパリしてきて海老のしっぽを焼いたような感じになる。
【高木】 それは、セミじゃなきゃダメなんですか? 海老のしっぽでいいじゃないですか(笑)
【坂尻】 ……そう言われると、元も子もないですけどね。
(この後、ゲテ物食いの気色悪い話になり、早々に散会となりました)
参加者
前列(左より)ジャパン・フードコーディネーター・スクール の石川圭さん、井上敏代さん、藤江洋子さん。
a後列(左より)アグライア CEO 高木鈴子さん、管理栄養士 長岡弓子さん、外食ドットビズ制作スタッフ・前城幸代、論説主幹・坂尻高志。
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