お客様は身近にいる!女性消費者が期待する外食企業のメニューと姿勢 ~女性ばかりのドキドキ座談会~

お客さまは身近にいる Part3 女性消費者が期待する外食企業のメニューと姿勢 ~女性ばかりのドキドキ座談会~ 番外編

全7回にわたりお届けしてきた ≪ 女性ばかりのドキドキ座談会 ≫ は、いかがでしたでしょうか。女性客を呼べる店づくりに少しでも参考になったでしょうか?さて、座談会は終了しても、さすがは女性6人。このあと数十分間も座談会のような井戸端会議が続きました。緊張が解けたこともあって、女性の本音というような興味深い話でしたので、番外編としてお送りいたします。

第9回 キレやすい子供、長寿県ではなくなった沖縄…、その意味するところは?

番外編2 キレやすい子供、長寿県ではなくなった沖縄…、その意味するところは?

お客さまは身近にいる Part3 女性消費者が期待する外食企業のメニューと姿勢 ~女性ばかりのドキドキ座談会~【石川】 若い頃は、食事はエサっぽい感じがしていました。栄養を気にするとかではなく、お腹を満たすのが先。それで、体にブツブツができたりして体調を崩しました。自分が食べている物が影響しているというのがわかって、こういう勉強をしてみようと思いました。

【坂尻】 どんなものを食べてたんですか?

【石川】 ゴマのせんべいをおかずにご飯を食べたり、お菓子の「じゃがりこ」にお湯を入れたものだったり…。安くて、お腹がいっぱいになるし、美味しかったんですよ。

お客さまは身近にいる Part3 女性消費者が期待する外食企業のメニューと姿勢 ~女性ばかりのドキドキ座談会~【(飛入り参加)イーバランスダイエット 池田さん】 「 じゃがりこ 」 ポテトサラダは、最近聞いたことがあります。栄養教育に積極的なある地方の小学校で、うちの管理栄養士が全校生徒の食事を見ていたんですが、お母さんに朝ご飯のアンケートを取ったら、「 パンとポテトサラダ ( じゃがりこをお湯でふやかしたもの ) 」 と書いてあったそうです。その栄養士はビックリして、担任の先生に報告したら、「 やっぱりね 」 と言われたそうです。いつも落ち着きがなくて、長時間イスに座っていられなお子さんだったんです。おかしな食事をしている子に、集中力がない、キレやすいという傾向が多いみたいです。

【高木】 健康な人の医療というのは、肥満とメンタルがテーマになります。メンタル面でいうと、それまでの食生活が影響することもあるとように思いますね。

お客さまは身近にいる Part3 女性消費者が期待する外食企業のメニューと姿勢 ~女性ばかりのドキドキ座談会~【井上】 コミュニケーションがうまい人は、食生活がきちんとしているという調査結果もあるそうですよ。

【高木】 この仕事をしていると、食事を勘違いしている人が本当に多いと感じます。ニュートリショントレーナーが、ダイエットの指導をするときに、ジャンル別に食べた物を書かせているのですが、ポテトチップスを野菜に分類したり、ピーナッツを豆類に入れたりしているんです。ピーナッツなんてほとんど油分ですからね。見てて驚くというか、おもしろくなってきますよ。

【前城】 食べる選択肢が増えるほど勉強しなきゃいけないですよね。私は、スローフードの沖縄出身ですが、最近の人はファストフード好きで、伝統的な食事をしていないから長生きしないと言われています。実際に、若い世代では長寿県ではなくなってきているそうです。

お客さまは身近にいる Part3 女性消費者が期待する外食企業のメニューと姿勢 ~女性ばかりのドキドキ座談会~【坂尻】 でも、豚肉を使ったり、昆布を多く使ったりする伝統的な沖縄料理は、しっかりと家庭料理に入っているんですよね?

【前城】 そういうものだけ食べているおばあちゃんたちは、やっぱり長生きですよ。私たちの世代は、伝統的な料理を食べない世代。ファストフードで育ったような友達もいますからね。

【高木】 いろいろな食文化が入ってきたら、長寿じゃなくなるなんて皮肉というか、随分顕著な傾向ですね。

【井上】 食べ物を選べるようになればなるほど、選ぶ力がなくなっているのかもしれないです。

【坂尻】 食の効能に関する知識を皆で高めていくことが、これからの日本には大切なんですね。



参加者

参加者

前列(左より)ジャパン・フードコーディネーター・スクール の石川圭さん、井上敏代さん、藤江洋子さん。

a後列(左より)アグライア CEO 高木鈴子さん、管理栄養士 長岡弓子さん、外食ドットビズ制作スタッフ・前城幸代、論説主幹・坂尻高志

お客さまは身近にいる Part2 女性のお客さま、健康指向のお客さまの心をつかんでいますか?~ダイエットは節食から摂食の時代へ~

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