お客様は身近にいる!女性消費者が期待する外食企業のメニューと姿勢 ~女性ばかりのドキドキ座談会~

お客さまは身近にいるPart3 女性消費者が期待する外食企業のメニューと姿勢 女性ばかりのドキドキ座談会

女性のお客さまをお店に誘引することは、外食企業の永遠のテーマ。ダイエット、ロハスなどなど女性の食に対する興味は移ろいやすい一方、衛生面など外食店舗に求める絶対条件というものもあります。そこで、ジャパン・フードコーディネーター・スクールの学生3名様を参加者に迎え、食の専門家と一般消費者という両方の立場から、食に対する考えや外食企業に期待することを伺いました。また、消費者代表として当サイト制作スタッフも参加したほか、コメンテーターとして株式会社アグライア CEOの高木鈴子様、管理栄養士の長岡弓子様にもご参加いただき、現代女性の心に響く店舗づくりのヒントを聞き出してみたいと思います。なお、司会進行は、外食ドットビズ論説主幹の坂尻高志氏が担当します。(女性ばかりですから、座談会終了後も興味深い雑談が続きましたので、その模様も番外編として掲載いたします)

第7回 現代女性の目線、食を学んでいる専門家の目線で外食産業に望むこと

第7回 現代女性の目線、食を学んでいる専門家の目線で外食産業に望むこと

【坂尻】 いろいろなお話しをいただき、出尽くした感もありますが、最後に外食産業に対する皆さんの個人的な要望をお願いします。

【藤江】 私は、働きながら学校にも行っているので、外食の機会が増えているんです。無理な要望かもしれませんが、スパとアジアンキッチンが一緒になっているようなお店がほしいです。

お客さまは身近にいる Part3 女性消費者が期待する外食企業のメニューと姿勢 ~女性ばかりのドキドキ座談会~【石川】 以前、家族がうどんを食べているはずなのに、そばアレルギーが出たことがありました。聞いてみたら、なんと、うどんとそばを同じ釜で茹でていたらしいのです。調理工程など顧客の立場では見え難いところこそ、気を付けてほしいと思います。

お客さまは身近にいる Part3 女性消費者が期待する外食企業のメニューと姿勢 ~女性ばかりのドキドキ座談会~【前城】 やっぱり、「 ○○に良い 」 セットなどの体や栄養に配慮したメニューですね。「 疲れた肝臓に良い 」 セットなんて特にほしいですね。

【長岡】 管理栄養士の立場から、「今のあなたの体には、こういうメニューがオススメ!」といったような、本当の意味での健康メニュー提案ができるお店ができたらいいですね。

【坂尻】 病院食に関して、あまり詳しくないのですが、最近は外食のような戦略が出てきているらしいですね。

【高木】 例えば、産婦人科などは、重病というよりは、検診やお産で訪れる方が多い場所。ですから、患者=顧客といった観点から、お産入院中の食事などに工夫をしたりして、人気が出たりすることもあるそうですよ。

【長岡】 病院でも食に力を入れる傾向はあって、「病院食はマズイ!」という今までの認識を覆すようなおいしい治療食の展開で、逆に食を売りにするようなところも出てきていますね。

お客さまは身近にいる Part3 女性消費者が期待する外食企業のメニューと姿勢 ~女性ばかりのドキドキ座談会~【井上】 大学病院の食堂では、作るよりもストックする機器を増やすリニューアルをしたそうです。お客さんの食べたいというリクエストに合わせて、いろいろな外食を頼めるらしいです。例えば、マクドナルドを食べたいとリクエストすると、健康な人であれば、それをストックしておいて提供する。そういった食を楽しむという面に力を入れている病院も増えてきています。外食店も、ただ料理を出すだけではなく、栄養バランスをはじめとする食事の別の魅力を提供してほしいと思います。

【高木】 外食は、お料理が美味しいということはもちろんですが、やはりサービスの部分がすごく重要ですよね。サービスを受ける側は、「 いい食事だった、いい時間だった 」 と最後に感じたいのです。それを追及することが外食店の役目ではないのかと思います。私は、ジャンクフードも好きなので、たまに食べるのですが、食べると罪悪感を持ってしまいます。でも、もしお店に行った時に、スタッフの応対がよかったり、とても清潔にしていたり、少しでも健康を考えたメニューになっていたりすると、「 いい食事だったなぁ 」 と感じられるはずです。それが、すごくいいサービスになると思います。

お客さまは身近にいる Part3 女性消費者が期待する外食企業のメニューと姿勢 ~女性ばかりのドキドキ座談会~【坂尻】 栄養バランスをはじめ健康面から食事を考えるのは、通常の商品開発ではできないことです。皆さんのような食を勉強をしている方がアレンジを加えて、お客さんと店をつなぐ役割をこれから担っていただきたいと思います。本日は長時間お付き合いいただきまして、ありがとうございました。



参加者

参加者

前列(左より)ジャパン・フードコーディネーター・スクール の石川圭さん、井上敏代さん、藤江洋子さん。

a後列(左より)アグライア CEO 高木鈴子さん、管理栄養士 長岡弓子さん、外食ドットビズ制作スタッフ・前城幸代、論説主幹・坂尻高志

お客さまは身近にいる Part2 女性のお客さま、健康指向のお客さまの心をつかんでいますか?~ダイエットは節食から摂食の時代へ~

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