お客様は身近にいる!女性消費者が期待する外食企業のメニューと姿勢 ~女性ばかりのドキドキ座談会~

お客さまは身近にいるPart3 女性消費者が期待する外食企業のメニューと姿勢 女性ばかりのドキドキ座談会

女性のお客さまをお店に誘引することは、外食企業の永遠のテーマ。ダイエット、ロハスなどなど女性の食に対する興味は移ろいやすい一方、衛生面など外食店舗に求める絶対条件というものもあります。そこで、ジャパン・フードコーディネーター・スクールの学生3名様を参加者に迎え、食の専門家と一般消費者という両方の立場から、食に対する考えや外食企業に期待することを伺いました。また、消費者代表として当サイト制作スタッフも参加したほか、コメンテーターとして株式会社アグライア CEOの高木鈴子様、管理栄養士の長岡弓子様にもご参加いただき、現代女性の心に響く店舗づくりのヒントを聞き出してみたいと思います。なお、司会進行は、外食ドットビズ論説主幹の坂尻高志氏が担当します。(女性ばかりですから、座談会終了後も興味深い雑談が続きましたので、その模様も番外編として掲載いたします)

第6回 「よごれている店」と「空気の読めない店員がいる店」には二度と行かない!

第6回 「よごれている店」と「空気の読めない店員がいる店」には二度と行かない!

お客さまは身近にいる Part3 女性消費者が期待する外食企業のメニューと姿勢 ~女性ばかりのドキドキ座談会~【坂尻】 雰囲気が楽しいという意見が出ましたが、雰囲気演出は外食店に欠かせないことです。他にも、外食店にはこれが必要というものはありますか?

【前城】 店の雰囲気も含めて、レベルの低いお店って私でもわかります。まず、トイレが汚い飲食店には絶対に行かないですから。

【坂尻】 それはよく聞かれる意見ですが、皆さんにとっても重要なポイントですか?

お客さまは身近にいる Part3 女性消費者が期待する外食企業のメニューと姿勢 ~女性ばかりのドキドキ座談会~【藤江】 すごく重要です!先日、周りの人が良いというので、六本木の 「 チャールストンカフェ 」 に行ったんですが、トイレが汚くてもったいなかった。

【高木】 やっぱり不潔なお店ですね。壁の隅っこに油が溜まっているとか、ちょっとした汚れを見ただけでもダメ。せっかく食事を楽しみに来ているのに、その気分を害されたというだけで腹立たしくなるんです。

【前城】 あと、過剰に話し掛けてくる店員さんもイヤ。

お客さまは身近にいる Part3 女性消費者が期待する外食企業のメニューと姿勢 ~女性ばかりのドキドキ座談会~【高木】 サービスのバランスが悪いというか、空気が読めない店員って多いですよね。こうやりなさいと言われているんだろうなというのが見え見えで、それを無理にやり通そうとする。でも、お客さんのニーズによっては、やらなくていいサービスもあるはずです。それを見極めるのが接客じゃないでしょうか。

【石川】 お皿を下げるタイミングも悪い店が多いですね。

【高木】 私は、しょっちゅう 「 お皿を下げてください 」 と言ってます。食べたらすぐに下げてよと思うんですよね。

お客さまは身近にいる Part3 女性消費者が期待する外食企業のメニューと姿勢 ~女性ばかりのドキドキ座談会~【長岡】 そうかというと、逆に早過ぎる人もいて…。 「 まだ食べてるのに~ 」 っていうこともありますよね。

【坂尻】 どこの店の誰々という具体例を出していただいてもいいですよ(笑)

【藤江】 じゃあ、新丸の内ビルの 「 AWキッチン 」 。これは良い方の例です。外国の方がホールにいて、接客がすごくカジュアルだったんですよ。とても自然に 「 今日は何食べる? 」 という雰囲気を出していました。日本人スタッフだったらNGという接客ですけど…。好き嫌いがあるでしょうが、外国の方がやっていることで、海外にいる雰囲気を味わえて良かったです。

【坂尻】 それは、その人がカッコイイという場合ですよね(笑)。

【藤江】 もうひとつの例は、同じビルの最上階にあるカフェ。オモチャ箱みたいな雰囲気のお店ですが、店員さんがいわゆるギャル風で、会話が成り立たなかった。コーヒーを出す時もただ出すだけ、ケーキに付いていたクリームをどう使うのか説明もしない。美味しかっただけに残念でした。

お客さまは身近にいる Part3 女性消費者が期待する外食企業のメニューと姿勢 ~女性ばかりのドキドキ座談会~【高木】 それから、メニューを覚えてない店員も多いですね。研修が足らいのかもしれませんが、「 どういう味ですか? 」 と質問したら、「 聞いてきます 」 と引っ込んでしまう。帰ってきてから、「 じゃあこれは? 」 と聞くとまた引っ込む。メニュー決めるのに何分掛かるのという店が多いですね。人は本当に重要です。それだけで店の印象を決まってしまいますから。

【井上】 オススメですと言われたので、「 どういうところが? 」 と質問すると止まってしまう。“ そう言っているので… ” なんて応えられるとガッカリです。本当に勧める気持ちがあるのかと疑ってしまいます。

【高木】 厳しいことを言うようですが、そうなると、人である必要がないですよ。機械でも、筆談でも同じということになりますね。

【坂尻】 そこまで言われたら、たまったものじゃないですね…。お門違いかもしれませんが、現場の人になり代わって私が謝っておきます。失礼いたしました(笑)



参加者

参加者

前列(左より)ジャパン・フードコーディネーター・スクール の石川圭さん、井上敏代さん、藤江洋子さん。

a後列(左より)アグライア CEO 高木鈴子さん、管理栄養士 長岡弓子さん、外食ドットビズ制作スタッフ・前城幸代、論説主幹・坂尻高志

お客さまは身近にいる Part2 女性のお客さま、健康指向のお客さまの心をつかんでいますか?~ダイエットは節食から摂食の時代へ~

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