おいしさと繁盛を支えるパートナーをめざして -100年間、日本の外食産業とともに歩んできた味の素からの提案

おいしさと繁盛を支えるパートナーをめざして 100年間、日本の外食産業とともに歩んできた味の素からの提案

震災の影響などによる国産食材の高騰や消費の低迷で飲食業界を取巻く環境は厳しい。消費税増税の可能性もあり厳しい状況は暫く続くと思われる。この様ななか、食材コストを切り詰めてもおいしい料理を提供するための施策を考えていく必要がある。その一つとして調味料を有効活用していくことが考えられる。家庭であたり前のように使われる「味の素®」、世界で通用する「UMAMI(うまみ)」という言葉を生み出した味の素株式会社は、飲食業界との結びつきをより強固にすべく取組んでいる。飲食店向けに情報を発信するWEBサイトを立ち上げるなど、同社の飲食業に対する取組みとその特徴的な商品の活用法についてみていきたい。

第4回 飲食店の味を支える豊富な商品ラインアップ②

第4回 飲食店の味を支える豊富な商品ラインアップ②

面白いところでは 「 調理料 」 があげられます。これは味付けをするのではなく、食感を改良したり、経時劣化を防いだりするもので、素材グレードアップ調味料といえるものです。例えば、唐揚げにチルドの国産鶏肉だとコストがかかるので、海外産の冷凍鶏肉を使うとなると、味で劣ったり、解凍時にうま味が出てしまったり、硬かったりします。そこで下味をつける際に 「 唐揚げ・お肉ジューシー調理料 」 を一緒に揉み込むと、調味液が肉に浸透して食感をジューシーにすることができるのです。さらに唐揚げをそのまま置いておくとパサパサしてしまいますが、これを使うことによって水分を保持させることができるので4~5時間経ってもおいしく食べられます。

「唐揚げ・お肉ジューシー調理料 」 活用イメージ米用の調理料もあります。魚沼産コシヒカリなど良いお米を使いたくてもコストの問題で、等級やグレードの劣る米を使わざるを得ないのが実情だと思います。そうすると日本人好みの粘り気やふっくら感が足りなく、時間が経つと水分も失われパサパサしてしまいます。そのような時には 「 お米ふっくら調理料 」 を入れて炊飯していただきますと、お米の中に水分を含ませて、時間が経っても粘り気のあるふっくらとした美味しいご飯ができあがります。これらも外食や惣菜・お弁当などの中食にマッチした商品だといえます。

「高保水JASマヨネーズ」「加工用耐加熱マヨネーズ」業務用のマヨネーズとしては、保水機能を持たせた 「 高保水JASマヨネーズ 」。サンドイッチなどは、時間が経つと中の具材から水分が出てきてパンの食感がかわってしまうことがありますが、これをスプレッドとして使うことにより防ぐことができます。「 加工用耐加熱マヨネーズ 」 は、加熱しても分離せず、型崩れもしないで焼くことができるので、惣菜パンなどに使われています。

「士幌ポテト」サラダ業務用ならでは商品としてはチルド品もあげられます。「 士幌ポテト 」 サラダシリーズは、北海道士幌のホクホクしたおいしいじゃがいもを100%使用し、泥付きの状態から自分たちで皮をむいてつくった、手づくり感あふれるポテトサラダです。種類も豊富ですので外食・中食問わずご活用いただける商品です。

おいしさと繁盛を支えるパートナーをめざして 100年間、日本の外食産業とともに歩んできた味の素からの提案この他にも 「 GABAN® 」 スパイスの香りを活かした 「 GABAN®スパイスドレッシング 」、トス(生野菜と混ぜ合わせる)サラダに最適な 「 トスドレ 」、独自技術で、一度混ぜると分離し難い 「 セミセパ 」(セミセパレート)などのドレッシング。「 クノール® 」 のクッキングタイプスープ。さらには、スチームコンベクションオーブン専用調味料 「 スチコンDo® 」 など、和洋中問わず、全ての飲食店様にご活用いただける商品を取り揃えています。



取材協力 食品事業本部外食デリカ事業部 マーケティンググループ専任課長 澤田泰氏

味の素株式会社

http://www.ajinomoto.co.jp/

代表者:代表取締役 取締役社長 最高経営責任者 伊藤 雅俊氏

本社所在地:東京都中央区京橋一丁目15番1号

創業年月日:1909年5月20日

設立年月日:1925年12月17日

味の素株式会社

 

文:齋藤栄紀
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