飲食業界での起業を考え、実践に移している若い皆さんを応援する「起業家への道」。当サイト開設直後から動向をお伝えしてきた柳生久輝さんが、昨年6月に東京・三軒茶屋にオープンした居酒屋「ほしぐみ」に続き、このほど2店目を出店されました(2010年5月21日オープン)。
2店目も同じ三軒茶屋駅前の飲食街「三番街」という立地で、しかも「ほしぐみ」とは目と鼻の先。起業からわずか1年で多店舗展開に動き出した柳生さんの考えと狙いをうかがってきました。(取材日:2010年4月)
新店予定物件(当時)内で外食ドットビズのインタビューに対応する柳生氏
この日はまだ着工前。ゴールデンウィーク明けから工事が始まります。
飲食店オーナー暦1年の風格がでてこられたようです。新しいお店の話では更に目が輝いていました。やはり出店というのはモチベーションが上がるのでしょう。
2階の和室も拝見しました。日本家屋の暖かさがそのまま残っていました。
基本は、この雰囲気を大事にして改装をするとのことでした。
こちらの部屋は6月から使用する予定とのこと。旅先の旅館の宴会場で楽しむ…そんな雰囲気になるのではないでしょうか。
新店と 「 ほしぐみ 」 の位置関係は…
右手前が 「 ほしぐみ 」 で左手の木材が立てかけてあるところが新店。徒歩1秒ほど。確かに増設と言っても過言ではありません。
内装工事進行中(1)
内装工事が始まっていました。
カウンターの姿が徐々に見えてきました。しかしそれ以外は・・・。
オープンまで後残り9日間。本当に工事が終わるのでしょうか?
内装工事進行中(2)
カウンター越しに見る厨房予定地。
壁もまだむき出し。工事の納期内完了を心配しつつもどの様な店になっていくのか楽しみです。
駅からとことこと歩いてくると店の軒先に「HFK」のサイン。どこかで見た記憶が・・・。いやいや深く考えまい(笑)。
ということで、この日に初めて店名をお聞きしました。その名も『ほしぐみ フライド キッチン』。串揚げとフライド・チキンをメインにしたお店にするそうです。
フライド・チキンと言えばクリスマス…。クリスマスと言えば☆…。☆と言えばほしぐみ…。ほしぐみと言えば 『 ほしぐみ フライド キッチン 』。なんとユーモアに富んだネーミングでしょう。ネオンサインのデザインもデザイナー出身の柳生さんらしいウィットに富んでいます。
内装工事ほぼ完了!?
前回訪問から4日足らず。この間にここまでできちゃうの?
壁は綺麗になっているし、厨房設備もきちんと配置されているし…。
この日は丁度、ビールサーバーの設置日でした。
サッポロビールの作業員の方が一生懸命に取り付けていました。気温もだいぶ上がってきましたし、串揚げにビール良い取り合わせですね。
内装屋さんと打ち合わせをする柳生氏
今週末にはオープン日を迎えます。
遺漏がないように打ち合わせも真剣そのものです。
従業員の導線に問題ない配置か、お客様の導線に問題ない配置か。
カウンター周りをチェックする柳生氏
この店の売りは、立ち飲み串揚げ。 カウンターの使い勝手でお客様の評価が決まる可能性もあります。
カウンターの高さは大丈夫か。料理を載せるスペースは大丈夫か。細かいところのチェックにも余念がありません。
階段をチェックする柳生氏
階段周りも完成真近です。綺麗にお化粧は施されていますが・・・。
あまり幅が広い階段ではないので、お客様の洋服が引っかかったりしないか、入念なチェックが必要です。
2階はどうなっているのか?
使用開始が1ヶ月ほど遅い2階ですが・・・こちらも順調に進んでいるようでした。
壁は綺麗に貼りかえられていて、畳替えも完了していました。
宴会用と思われるテーブルも運び込まれていて、残る作業はあと僅か。
「 いざかや ほしぐみ 」 「 ほしぐみフライドキッチン 」
世田谷区三軒茶屋2-13-10
柳生久輝
1977年生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒。美大生時代に居酒屋でアルバイトを経験。卒業後、某酒造メーカーへ広告製作のデザイナーとして就職するも、居酒屋経営の夢強まり転職。バイトして居酒屋グループの正社員となる。そして、2009年6月に念願の居酒屋「ほしぐみ」を東京・三軒茶屋にオープン。ワインと煮込みの店として多くの大人のファンを獲得している。また、2010年5月には2店目の揚物居酒屋もオープン、着実に事業を拡大させている。
「ほしぐみフライドキッチン」 世田谷区三軒茶屋
「いざかや ほしぐみ」 世田谷区三軒茶屋2-13-10