外食ドットビズ

第三章 出店地と物件の決定~まずは足で探そう!~

速習 起業リファレンス

外食ドットビズは、創刊よりこの業界の活性化のためには新しい風が必要と考え起業家の方に向けてメッセージを送ってまいりました。この度、当編集部の責任編集による起業家向けのノウハウ集を発刊いたします。掲載期間が1年ほどの大作になると思います。社内外問わず起業家の方々にとって有意義なノウハウ集となりますので是非じっくりとご購読下さい。

第3回 さあ、物件探しだ!

第3回  さあ、物件探しだ!

いざ物件探しの段階になると、今まで自分がイメージしていた店舗に妥協が出てくるものです。ここで、もう一度イメージデザインをしてみましょう。イメージデザインには、具体的な店舗イメージのほか、そこで食事をしたり、楽しい時間を過ごすお客様の姿、また、来店される動機や自分の店にふさわしい町の環境など、あらゆる角度から具体的に落とし込まなければなりません。このイメージを物件候補地にきちんと当てはめて検討することが大事なのです。

坂尻ポイント        イメージデザインの構築図         

イメージデザインの構築図

物件探しは、自分のイメージに合う街の不動産屋で調査を開始します。自分のイメージ・条件をしっかり持って、調査や交渉にあたることが大切です。特に、テナント出店の場合は、立地条件に加え、何階にあるかによっても集客状況は大きく変化します。当然、 1 階であれば、目立たせることができ、入りやすさの面からもいいのですが、女性の集客を狙った定食屋チェーンなどは、女性の抵抗感をなくすために、あえて地下や二階物件を優先しているケースもあります。

不動産屋ではいくつかの店舗物件を紹介してくれます。店舗物件には、今までの内装が撤去されて原状回復してある「カラ物件」、厨房設備・備品・空調設備など全て揃っている「居抜き物件」があります。条件的には、居抜き物件の方が有利ですが、自分のイメージするお店に合う条件の物件はまずありません。どこをどう手直ししなくてはならないか、オペレーションしやすいか、譲渡設備ひとつひとつをしっかりとチェックしましょう。見た目では安く入手できそうな居抜き物件でも、追加コストが異常に多くなる場合もあります。なお、店舗物件の場合は、以前の経営者が撤退した理由を必ず確認しておきましょう。イメージだけで及ばなかった運営上の盲点が見つかるかもしれません。

不動産屋が提供する物件は、いくら条件提示をしても好物件が出てくるという訳ではありません。より良い協力関係を築く為にも、夢や想いもきちんと伝え、場合によっては家主との直接交渉も必要かもしれません。


坂尻先生の実践アドバイス!
物件選びに最も重要なのは将来像

 

 
物件を決める上で、最も重要と言えるのは、その街の「将来像」を把握すること。現段階で好条件の物件でも、近くに商業施設がオープンしたり、道路環境が変化するだけで、その街の様相は一変してしまう。大規模な出店計画や再開発計画なども入念に調べることを忘れないように!
 
 

 

 


外食ドットビズ編集部

外食大手のすかいらーくに20年以上勤務した後に外食経営コンサルタントとして起業した論説主幹・坂尻高志。
外食向けオーダーエントリーシステム(OES)を日本で初めて世の中に出し、現セイコーインスツルをOES大手に育て上げた後やはり外食経営コンサルタントとして起業をした主幹・酒美保夫。
外食ドットビズに携わる多彩な起業家経験者が、外食産業で起業を目指す皆様に起業家マニュアルをお届けいたします。

第一章 起業をめざして…心構えはOK?
第二章 店舗コンセプトの決定 ~そもそも、何がやりたいのか?~

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