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第二章 店舗コンセプトの決定~そもそも、何がやりたいのか?~

サッポロビールは、起業家の皆さんを応援しています。

第3回 事業計画書を作ろう!~ その1 ・ 開業費用 ~

第3回 事業計画書を作ろう!
      ~ その1 ・ 開業費用 ~

やるべき業態が決定したら、「事業計画書」を作りましょう。
事業計画書とは、企業のビジョンや経営計画、事業計画及び資金計画を具体的に示したものです。貴方の協力者(社員他)にとっては、「夢」と「目標」が明確になっており、投資をしてくれる方達には「売上・利益計画」が一目瞭然で理解でき、取引先にとっては、良きビジネスパートナーとして協力関係が築けるようなものでなくてはなりません。

しかし、今の段階では、初めての店舗を開店させようとしている訳ですから、まずは店舗運営の青写真となる事業計画書を作ってみましょう。事業計画書は、金融機関から融資を受けるためには必須の書類ですが、決してそれだけが目的ではありません。事業の成功は、詳細なプランができているかどうかにかかっています。行き当たりバッタリの経営では、貴方ばかりでなく、貴方に協力してくれる方達にも不幸な結果をもたらすことになってしまいます。

まず最初に、貴方の店舗の開業にどのくらいの費用がかかるのか見積もってみましょう。
開業費用は店舗の大きさで変りますので、この段階で、概略の店舗レイアウト図が必要です。自分で書いてももちろん構いませんが、協力してくれる設計士や建築士の方達に相談しながら進めていくとモレが無いでしょう。

必要な費用項目は次の通りです。

1) 物件取得に関する費用
保証金(敷金・権利金)、仲介料、前払い家賃

2) 工事に関する費用
店舗設計費用、内外装費用、厨房工事費用、看板工事費用、造園費用

3) 備品に関する費用
テーブル・椅子、装飾・調度品、食器、スタッフユニフォーム・靴、メニュー、調理器具、事務用品、消耗品、照明、店舗セキュリティ、金庫、レジ( POS)・パソコン等システム費用

4) 開店準備に関する費用
アルバイト求人費用、広告費用、メニュー開発・試作食材費用、教育・トレーニング費用

5) 予備費・運転資金・保険


店舗の業態や諸々の条件によってかかる費用は異なってきますが、ヌケ・モレが無いように、ひとつひとつ書き出してチェックしていきましょう。また、工事期間中は予定外の費用も発生してきます。積上げた費用の1割程度の予備費と、3か月分程度の運転資金もしっかり計上しておきましょう。

 

坂尻先生のワンポイントアドバイス

コストを抑える決め手は“緻密な計画”
開店準備の段階では、とかく売上と確保したい利益にとらわれ、費用については大雑把になりがち。思いもよらぬ費用が発生しただけで、資金がショートしたり、開店日が延びたりするのは絶対避けなければならない。コストを抑える決め手は、「緻密な計画」がすべてだ。
 


外食ドットビズ編集部

外食大手のすかいらーくに20年以上勤務した後に外食経営コンサルタントとして起業した論説主幹・坂尻高志。
外食向けオーダーエントリーシステム(OES)を日本で初めて世の中に出し、現セイコーインスツルをOES大手に育て上げた後やはり外食経営コンサルタントとして起業をした主幹・酒美保夫。
外食ドットビズに携わる多彩な起業家経験者が、外食産業で起業を目指す皆様に起業家マニュアルをお届けいたします。

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